肩こりのマッサージ

日々の生活の中で、座っているとき、立っている状態での姿勢が悪かったりパソコンの使いすぎや腕を使う仕事のしすぎによって肩周辺の筋肉などの緊張、血行が悪い状態が肩こりです。

肩こりの解消は、首の周辺や腕のリンパの流れを良くするために脇下にある腋窩リンパ節に手首からマッサージをする必要があります。この腋窩リンパ節へのマッサージで滞っていた血流を良くします。

次に後頭部、肩甲骨、背中周辺にある僧帽筋のマッサージを行い背中と肩の筋肉をほぐします。肩にある肩井(けんせい)というツボは、肩の筋肉の緊張をほぐす効果があります。

具体的には、腕の外側を手首から腋窩リンパ節に向かってさすります。右腕の場合は、左手で右腕の手首を軽く握り脇の下に向けて優しく1分ほど数回さすります。同じように反対の腕もマッサージします。
次に右手で左の肩の肩甲骨の内側を、左手で左の肩を触ります。両手で交互に胸に向かって1分ほどさすります。右の肩も同様に行います。
最後に肩にある肩井というツボを、人差し指から小指までの4本の指で軽く押します。肩井は、肩先と首のちょうど中心部分にあります。両肩マッサージします。

首こりのマッサージ

首こりは、首周辺の筋肉の緊張や自律神経の不調によりおこります。
首こりになることで頭への血流が減少し頭が重たい感じになり疲れも取れず、イライラを引き起こし、顔のくすみや全身のむくみにもつながります。

首こりの解消には、首の左右側面にある頸部リンパ節と耳の下にある耳下腺リンパ節をマッサージすることで症状を緩和することができます。
耳の後ろにある天牖というツボは、偏頭痛やのぼせなどの症状を緩和する効果を持つツボです。

まずはじめに顎の下の首前面を右手でつかむようにして顎から鎖骨に向けて軽く約1分程さすります。次に両手で握りこぶしを作り首側面と首背面を頭から肩に向けて約1分ほどさすります。最後に耳の後ろにある天牖を親指以外の4本の指を使い優しく息を吐きながら押します。

腰痛のマッサージ

座りっぱなしの姿勢を長時間続けたり、運動不足により腰回りの筋肉が緊張状態にあると内部の毛細血管がうっ血状態になり痛みが出ます。
腰痛の解消には、腰を直接押したりもんだりするよりも、後頭部、背中、脚の後ろ側を経て脚の小指に繋がる足の太陽膀胱経をマッサージすることで体の水分の代謝が上がり筋肉疲労が改善します。
背中に両手のひらを肩甲骨の下部に当ておしりまで1分程さすります。次に両手のひらを腰の中央にあておしりを内側から外側に半円を描くように1分程さすります。最後に膝裏の柔らかい部分にあるツボ委中を5秒ほど軽く押して離して、5秒程かけてゆっくり話します。両方の膝裏を同じようにマッサージします。