リラクゼーションとはリラックスすることで、心と身体の休養、気晴らし、緊張の緩和のことを言い、交感神経の興奮が抑えられ副交感神経の働きが優位になっている状態のことを指します。

簡単に言ってしまえば、力が抜けてボーっとできる状態のことです。

人それぞれのリラクゼーションがあるかと思いますが、しかしそのほとんどに共通しているものが、力が抜けている状態であり、ネガティブで深刻なマイナス要素を考えてはいない状態であるといわれています。

つまり、リラクゼーションで大切な事は力が抜けることが大切です。

しかし、日々の生活の中で肉体的疲労や精神的疲労、ストレスが溜まってくると身体の緊張が抜けなくなり、就寝時にも緊張している方が多くなってしまいます。

寝ているのに身体のどこかがつってしまう、などといったことも起こってきます。

ミネラル不足やその他の要因もありますが、まず就寝時には意識して力を抜いてみるだけで睡眠も変わるのではないでしょうか。

その中でもマッサージは、体の緊張をほぐしたり、体の血流やリンパの流れを良くしたりして体に溜まった老廃物を体外に排出する作用があります。

自分自身でマッサージをすることも可能ですし、マッサージ店でセラピストにマッサージしてもらうのも良いですし、友達同士、彼氏彼女同士、夫婦でお互いに体のマッサージをするのも良いと思います。

マッサージをしながらお互いのことや悩みや課題について相談し合うのもリラクゼーションに繋がると思います。

マッサージの際に肌の潤いや保湿や日焼けの抑制などにも繋がるとクリームやアロマオイルを使うと良いと思います。

マッサージの際に手の滑りも良くなりスムーズにマッサージが行えます。

アロマオイルには、とてもたくさん種類がありますので、お好きな香りまたは、お好きな効能のアロマオイルを使うことをお勧めいたします。

アロマキャンドルなども良いですし、お風呂に入れるアロマオイルでリラクゼーションするのも良いですね。

お風呂に入った後にマッサージをするとより血流が良くリンパの流れも良くなり、きっと眠くなってしまうくらいリラックスできると思います。

リラクゼーションスペースとは

リラクゼーションスペースとはお客様に空間演出や音楽で五感に安らぎを与え、心のリラックスをしていただき、マッサージとしては手指などを使って心と身体が緊張から解放される時間を提供する空間のことです。

より力が抜けやすい状態にするために必要な、癒されるための空間とも言えます。

リラクゼーションスペースがお客様に与えるべき価値は五感への安らぎやリラックス、ストレスからの解放といった満足感などがあるとも言えます。

音楽によるリラクゼーション

リラクゼーションサロンで流れている音楽、もしくは山や川など、自然豊かな環境で流れる自然の音を聞いて心が落ち着くような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

これらの音には心理的ストレスを解消する効果があると言われており、また最近ではうつ病での治療、自閉症の治療にも使われるなど、心理的に幅広い効果があることが明らかになっています。

このような効果は迷信ではなく、科学的にもはっきりとした根拠のあるものとなっています。

まず音楽について、人が音楽を聴くことで脳の内部にエンドルフィンという物質が生成されます。

脳内麻薬ともいわれるモルヒネと同じような効果があり、落ち込んでいた気分が高揚したり、けがなどの痛みが軽減したり、不思議と達成感、快感が得られたりします。

川のせせらぎの音、波の音、風音など規則性がなく予測のできない不規則な音を聴いた時により顕著に効果が出ると言われています。

癒しの音楽を聴くことで、脳の内部のエンドルフィンが増え、疲労の回復・精神回復につながります。

飲み物によるリラクゼーション

例えば眠気覚ましのカフェインが含まれるコーヒー、アルコールが含まれるビールがあるように、リラクゼーション効果のあるテアニン、メラトニンなどが含まれている飲み物として緑茶、ハーブティー、漢方茶が挙げられます。

テアニンとは主にお茶に含まれる旨味成分で、副交感神経を優位にし、脳をリラックスさせる、高血圧の抑制といった効果があります。

メラトニンとは脳から分泌されるホルモンで、摂取することで体内時計に働きかけ血圧を下げ、眠くなりやすくさせる効果があります。

これらを多く含む緑茶、ハーブティー、漢方茶を飲むことで気持ちをリセットし落ち着かせることが可能です。

注意点として、眠くなりやすい、注意力が散漫になってしまう恐れがあるので仕事中や運転中に飲むことは控え、寝るおよそ1時間前、あるいは体温の上昇した入浴後に飲むのが良いでしょう。

またハーブティーについては使用するハーブによって効果が異なります。

頭をスッキリさせたいときにはペパーミント、イライラを抑えたいときにはラベンダー、リラクゼーション効果を強く得たいときにはカモミールなど、目的に応じて使い分けること、あるいは数種類のハーブをブレンドすることでその効果をさらに高めることができます。